10/8、実業団J-PRO TOUR輪島ロードに参戦してきました。 前回の記事で予告しました通り私、今回はTURBO COTTON
700×24Cを使用しました。 それに組み合わせたWheelはROVAL CLX32CLです。
SPECIALIZED TURBO COTTONクリンチャータイヤ 700×24C ¥9720-(税込)
だいぶ前に使用した24Cですが、今回のレースではどうか?
輪島のコースは、約3㎞の平均8%超の上りと約2㎞平均6% 上りを含む国内の周回路としてトップ3に入る上りがキツいコースである反面、 古賀志林道に似たトリッキーな急勾配のテクニカルなコーナー の連続の下りを含む1Lap12.6㎞のコースです。
実際、前日の試走時・レースでも他クラスの何人もの選手がその下りで落車していました。なので、その上りも下りもキツいコースだからこそ、このTURBO COTTONの性能を試すのに打って付けということですね(笑)
今回はさらに身体を張ってインプレ(涙)
ヨーロッパでのBike機材テスト機関によるタイヤの転がり抵抗テストにおいて、様々なメーカーの中でこのTURBO COTTONが上位にランクしており、とても低い転がり抵抗値を実現しているという結果が出ています。
2つ目に、従来は高級タイヤにしか採用されていなかった、320TPIという非常に高いケーシングを誇るポリCOTTONをベルトに採用しています。
この辺りは前回のblogでもご紹介済みですね(笑)
そして!レースがスタートして一周目の上りからその非常に軽い乗り味と「しなやかさ」で、今までにない気持ちの良いスムーズな加速と巡航を得られました。
全然違います!
上り区間が長く厳しい輪島のコースでは重量が軽くスムーズさをタイヤに求めたいです。その選択に間違いはなかったようです。
24CはCLX32CLとの組み合わせと相まって上りの多い輪島のようなコースではとても軽快な乗り味です。
(実はもう一つの狙いがありました)
そして、そのトリッキーな下り区間ですが、J-PROではおそらく皆さんが想像される以上にタイヤの限界値まで下りを攻めます。攻めなくては遅れてしまいます。
だから下りのテクニックとタイヤの性能がレースの勝敗を左右するどころか、命すら取られかねないのです(大袈裟?)
はい!その下り!
私、下りは得意な方ですが、このタイヤ、スゴく攻められました! めちゃくちゃグリップ力が高いです。S-WORKS TUBROと同じグリプトンコンパウンドですが、COTTONベルトが使われていることで、大きな差が出ることが分かりました。
タイトコーナーを攻め込んで行くと(というよりもレースでは限界値をいやおうでも求められる)、このタイヤの「腰!」の強さがコーナーでの踏ん張りと路面インフォメーションをしっかり伝えてくれるし、そう感じることができました。
そのためグリップの限界点が非常に高いのが分かりましたし、攻め込んでいても安心して走れました!
そしてもう1つの狙い。
というのは、このCLX32CLとの組み合わせで弊社自慢のエアロ効果の実証をしてみたかったというのがありました。前回のblogでもご紹介しましたが、ワイドリムに対して適正な幅のタイヤを使いましょう、というところからのおさらいで、、
リム幅27mmのCLXシリーズにTURBO COTTON24Cを装着するとホイールを正面から見た場合にリムに対してエアが入った24Cタイヤだとキレイなタイコができつつ、リム外寸にちょうど収まる感じになります。 そうすると空気抵抗を極力減らすことができるのです。
CLX40よりエアロ効果が高いがヒルクラ向きのCLX32のメリットをこのタイヤによってさらに引き出すことが今回の狙いでもありました。
周回コースの2箇所の下りはアウタートップ全開で行くスピードが出る下り。2つ目の下りは道幅の広い完全直線の高速ダウンヒルでした。そのためメーター読みでは毎周70km/hを超え80㎞/h近くまで出る周もありました。
だから、そこでのエアロ効果も非常に重要だったということです。
ずばり!狙い通りでした。
ずばり!狙い通りでした。
12.6km×7周=88.6km。各関門では先頭から脚切りが10分のレース。レース前のConditioningは悪くなかったです。 スタートしてすぐにキツい上りセクションに入り高強度がずっと続きしんどいレースです。このコースだと1周目で集団はバラバラになります。
それでも一緒に走っていたグループのメンツが良くローテーションにもまずまず加われていて、「もしかしたら完走できるんじゃないか?」と感じて走っていました。
この日は25℃を越える輪島としては夏のような暑さ。それまでキツいながらもほぼ順調にレースを進めていたのですが、ラスト3周から身体の調子が崩れてきました。何故だろう?と。。
このグループで完走が見えてきたラスト2周の上りで脚が痙攣し始め、急激にパフォーマンスが落ち、私一人遅れてしまいました。 上り切るころには激しく攣ってとうとう脚が動かなくなりました。
結局、そのグループはみんな完走しましたが、私はラストラップに入る関門で10分を越えてしまい降ろされました。
水分は取っていましたが、他の補給の仕方で失敗していたのです。完全に私のミスであり、私の実力でした。 出走約90人、完走者は33人の厳しいレースでした。
今回は非常に悔しかったですが、着実に調子は上がってきています。まだ次のレースがあるので、頑張って練習を続けていきます。
さて、機材面ではやはりホイールとタイヤが私の走りを支えてくれたことは間違いありません。
今回のインプレでご紹介しましたTURBO COTTON 700×24C。そして前回ご紹介の26C。レースでも使えるのはもちろんのこと、上質な乗り味を求められる皆様にとっても、とてもお勧めできるタイヤです♪
覚えてくださいね! 「しなやかさ」と「腰」ですよ!!(笑)
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