こんにちは!メカ&フィッターの藤田です♪
先日のfacebookの記事でお約束しました鈴鹿ロードレースで使用したこの決戦用ホイールのインプレをご紹介します!
ROVAL CLX50チューブラーホイール
Front:¥113,400-(税込) Rear :¥172,800-(税込)
リム高:50㎜・リム幅:27㎜のワイドカーボンリムを使用したこのwheelはフロントがたったの535g リアも695gと、このハイトのホイールで超軽量です!
そして私が今回セレクトしたタイヤはS-WORKS TURBO 「HELL OF NORTH」チューブラータイヤ 28"×28㎜です。 プロが使用する決戦用タイヤとしては破格。。。
¥12,960-(税込)
ロード用としてはかなりワイドなタイヤを使うね!?と言われそうですが、そうです!今回はあえてこのタイヤを装着してレースに挑みました。
今回組み合わせた28㎜のチューブラーS-WORKS TURBOはその「HELL OF NORTH」の名前の通り、春先のclassic、サガンが走るツールドフランドルや引退したボーネンがパリルーベで使用したチューブラータイヤです。
さて、ホイールとタイヤのマニュアル的な仕様についてはこれくらいにして(笑) 今回の実戦で使用した生のインプレをお伝えしますね!(笑)
ご存知かもしれませんがCLX 50のハイトによりエアロ効果はもちろんのこと、それプラスwideリムによりホイールの剛性とバイクとのバランスで高速域になっても車輌全体が安定するんです。
写真を見て頂くと分かると思いますが、リムが丸みを帯びた形状となっているので、実際にこのレースでの横風区間で強めの風の影響を受けずに走れました。
コーナーが多く加減速の多いクリテリウムのようなレースだと、同じ種類のタイヤの場合、幅の狭いタイヤに比べると立ち漕ぎでBikeを振った時の加速力を求められるコーナーの立ち上がりでは確かに若干の振りの重さを感じると思います。
ですが、今回、この鈴鹿サーキットのようにホームストレートの上り切るところにシケインの立ち上がりがあり、脚を止める必要のないコーナーなので高い加速力を求められないので、そこは問題ありませんでした。
大きなメリットがあります! 28㎜ワイドのタイヤを装着することにより、まず、タイヤ外形が大きくなるので、加速後に巡航に入ると風を受けてもスピードの伸びがあり、また垂れにくいのでスピード維持が楽になります。集団の先頭を切って走っても自分のスピードが落ちないのが感じられるんです。
これは集団内でも一緒です。前の選手との車間が開いた時に前を詰める際にも楽になりました。
一定速度になればなるほど安定志向になるということです。
また、今回は幅の狭いタイヤと同様に8気圧を入れて走りました。集団の位置取り的に端を走りコーナーを抜けなければならない場面がたまたまありました。
そこに車のサーキット独特のあの赤白のシマシマの縁石(かなりの段差)を通り抜けたのですが、他のタイヤで感じる地面からの衝撃がなく、タイヤが静かにその衝撃をいなしてくれました。
これはトラクションが高いことを意味していて、道が悪いところを長時間走る時、郊外を走る時などのRiderへの身体への負担を減らしてくれます。
雨の日や峠をあまり攻めないシチュエーションでのロングrideの際、空気圧を7気圧以下などに落として乗ればより乗り心地が良くもなります。
また、同じ空気圧を入れた場合、wideタイヤの方が内圧が均一になるので、峠を含めたコーナーを曲がる(攻める)シチュエーションでも、wideタイヤはよりトレッド面の接地が多くなるので、よりコーナーを安全(とくに雨天時においても)に確実に曲がることができます。
ロングrideでの乗り心地の良さと快適性の高さを気付かせてくれました。これはレースをされない方も含めて大多数のriderの方々にとっては重要な要素だと思います。=速さと快適性。
このCLX50チューブラーホイール、今開催されているツール・ド・フランスと並ぶ3大グランツールの一つである、ヴェルタ・エスパーニャでもクイックステップの選手が使用しています。
先述のように50㎜ハイトなのに軽量なので、国内のサーキットコースなら、今回の鈴鹿や茂木、袖ヶ浦、筑波、富士のいずれの上りを含む車のサーキットでは走れるホイールであることはもちろんのこと。
自転車用のサーキットコースなら、上りの長くない群馬CSCや広島森林公園のコースでも使えると思います。
つまり、ハイスピードのコース、ロングrideの平地や下りはもちろんのこと、一時間などのヒルクライムレベルではない上りを含むアップダウンのあるコース、また、ほとんどの公道やサーキットコースでオールラウンドに使える優れたホイールと言えると思いますよ♪
スポークはDTのエアロライトで組まれており、ハブは定評のあるセラミックスピード製のシールドベアリングを使用しているので、高い耐久性と回転性能を持ち合わせているので、よりRiderの背中を押してくれます。
私は今回の鈴鹿ロードレースはダブルヘッダーで走りましたが、さすがに猛暑の中、2レース目の鈴鹿クラシッククラスでは脚がいっぱいでしんどかったですが、何度もアタックで集団がペースアップした際もこのCLX50の「ひと伸び、ふた伸び」のお陰で最後まで集団に食らい付いていくことができましたよ。
如何ですか? プロが実際に本場のレースで使用しているホイール。
皆さんの走りの大きなアシストになると思いませんか? ホントに。
私はコンポがCampagnoloですが、もちろんオプションでCampagnoloスプロケットが使えるフリーボディーもご用意がありますよ。
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